続発性無月経に対する避妊薬の処方

続発性無月経というのは、これまでにはあった月経が3か月以上停止してしまっている状態のことを指しています。
続発性無月経はさまざまな原因により生じることがありますので、婦人科などの診察では、まずはこれまでの月経の頻度、ストレスなどの生活状態、向精神薬などの他に処方されている医薬品の有無といったことを問診により明らかにした上で、血中ホルモン濃度の測定などの内分泌的な検査を行うことが多いといえます。
そのようななかでも、特に女性ホルモンのバランスを崩したことが原因であると判明した場合には、黄体ホルモン剤のような、外側から女性ホルモンを補充するような医薬品を投与されることがあります。
黄体ホルモンは、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい環境をつくるためのホルモンであり、これを補充することによって、規則正しい月経のリズムを生み出すことが期待されるためです。
もしも通常の黄体ホルモン剤を処方しても効果があまりみられないような場合には、避妊用ピルが処方されることもあります。避妊用ピルは、もちろん本来の目的は計画的な避妊にあることは明らかですが、実は錠剤に女性ホルモンが比較的多く含まれているため、続発性無月経の治療目的でも利用することが可能なのです。
もっとも、避妊用ピルをはじめて服用したときには、頭痛、吐き気、嘔吐、下腹部痛などといった副作用の症状のほうが先に出る場合もあります。
これは避妊用ピルによって体内でのホルモン濃度が変化したことにともなうものであり、普通は飲み続けることによって解消されるものです。
副作用の症状がひどく耐えられないという場合には、医師と相談の上で他の方法をとる以外にはないでしょう。